第1章  現職英語科教員の研修に関する実態調査報告

酒井 志延

�T 研究の背景
 中学校・高校の現職の教員が,「自己研修についてどのように感じているのか,またどのような目的か,そしてその自己研修を行うについて何か障害はあるのか」という件についてアンケート調査を行うことになった。従来,現職の教員へのアンケート調査は,学会や研修会などに参加された先生に対するものと全国の高校や中学校へアンケート用紙を送り,回答を回収する方法が一般的であった。前者の方式では地域が限られてしまうという欠点と研修に対して意欲的な先生の回答しか集まらない欠点がある。後者の方式だと,回収率が低いという欠点と校内英語科の有力者が回答することが多く,普通の先生の意見が反映されないという欠点がある。本研究では回収率を高くすることと日頃意見を伸べる機会が少ない先生のご意見を集めたいと考えたので,指導者講習会に加えて,都道府県で行われている5年次および10年次の経験研修会場で,指導主事の先生にお願いしてアンケート調査を実施することにした。その項目については,本研究会で過去の文献等の調査研究より,次の5項目を考えた。
(a) 個人情報,
(b) 研修しているかどうか,そしてしている人はその方法,
(c) 研修の障害,
(d) 日頃行っている授業・指導法そして制約がなければ行ってみたい授業・指導法
(e) 英語科内研修の有無
 以上を検討し,中学校及び高校の現職教員に対するアンケート調査を実施したのは,第3版(Appendix1参照)からである。

1.アンケート第3版について
1)対象者及び実施・回収時期
指導者講習会 関東地区筑波研修参加者  回収日1999年9月
       中国地区鳥取研修参加者  回収日2000年9月

2)アンケート第3版の結果
表2-1-1 個人情報について全員対象 n=110  単位 人
参加者 年令 種類 最終専攻 経験年数 研修有無
男 77 20代  2 中学  59 英米文学56 6年未満 2 Yes 47
女 33 30代 77 高(全) 50 英語学  21 10年未満 20 42.7%
40代 31 高(定)  1 英語教育18 15年未満 46 No 63
その他  15 20年未満 40 57.3%
20年以上 2
表2-1-2 日常的に研修している教師が対象 n=47
 研修方法  研修の頻度 目的 (複数答) 障害は
自分教材  19人
 
毎日    18人
 
伝達能力  19人
 
忙しい    30人
 
通教     3人
 
週2回以上 11人
 
聴解力   12人
 
教材が無い  2人
 
ラジオ   19人
 
週1回以上  8人
 
読解力   9人
 
指導者がいない1人
 
職場同僚と  6人
 
2週1回以上 2人
 
作文力   1人
 
障害は無い  10人
 
民間で    3人
 
月に1回以上 6人
 
総合力   21人
 
その他    7人
 
公的機関で  9人
 
その他    1人
 
授業力   11人
 

 
Internetで  4人 理論学習  5人
その他    4人 異文化理解 8人
その他   1人

表2-1-3 研修していない先生が対象 n=63
研修したいか 研修方法(複数答) 目的(複数答) 障害はなんですか
Yes 54人
 
自分教材   16人
 
伝達能力 23人
 
忙しい     49人
 
(85.7%)
 
通教      3人
 
聴解力   7人
 
教材が無い   2人
 
No  9人
 
ラジオ    11人
 
読解力   1人
 
指導者いない  7人
 
(14.30%)
 
職場同僚と  12人
 
作文力   1人
 
方法わからない 5人
 

 
民間で    19人
 
総合力  28人
 
その他     5人
 

 
公的機関で  16人
 
授業力  24人
 

 
internetで   8人 理論学習  3人

 
その他     2人
 
異文化理解 5人
 

 
その他   0人

表2-1-4 授業について全員 n=110 できる授業・してみたい授業は複数回答。
できる授業
 
してみたい授業
 
研修ALT抜き
 
研修ALTつき
 
アンケート
 
文法   97人
 
文法   23人
 
定期  11人
 
定期   10人
 
Yes102人
 
読解   92人
 
読解   39人
 
不定  52人
 
不定期  50人
 
(92.7%)
 
和文英訳 55人
 
和文   24人
 
その他 36人
 
その他  36人
 
No 7人
 
聞く話す 68人
 
聞く話す 76人
 
無回答 11人
 
無回答  14人
 
(6.3%)
 
書く    43人
 
書く   58人
 

 

 
無回答1人
 
その他   6人
 
その他  7人
 

 

 

 

表2-1-5 中学・高校教員のできる授業としてみたい授業の比較
         中学校教員n=59 高校教員n=51
できる  してみたい できる してみたい
文法 50人 84.7% 9人 15.3% 47人 92.2% 14人 27.5%
読解 46人 78.0% 18人 30.5% 46人 90.2% 21人 41.2%
和文英訳 24人 40.7% 8人 13.6% 31人 60.8% 16人 31.4%
聞く話す 41人 69.5% 42人 71.2% 27人 52.9% 34人 66.7%
書く授業 24人 40.7% 33人 55.9% 19人 37.3% 25人 49.0%
その他 3人  5.0% 3人  5.0% 3人  5.9% 4人  7.8%

3) アンケート第3版の考察
�@細かいミスはあったが,述べにして31人の先生が自由記述(項目18と項目21)の欄に意見を書いてくださった。このアンケートがそれだけの先生に何かを「言いたい」という気持ちを起こさせたと考えれば,全体的にみるとこのアンケートは妥当であったといえる。
�A表1の「あなたは,授業準備以外に現在から遡って1年以内から継続的(1月に1回以上)に何らかの研修をしていらっしゃいますか」という問いで,57.3%の先生が自発的に研修を日常的に行っていないことが判明した。
�B表2から,日常的に研修している教師の像は,自分で選んだ教材かラジオ講座などで,毎週1回以上定期的に英語力の向上を目的とした勉強を行っていると推察できる。そして,その勉強を実施するにあたっての障害は忙しいことだが,障害がないと考えている教員も20%以上いる。
�C表3およびそれに付随する記述の理由より,日常的に勉強をしていない教員の85.7%は機会があれば,勉強をしたいと考えている。また,日常的に勉強をしている教員に比べると,研修方法として「民間」や「公的機関」といういわばお膳立てをしてもらった研修を期待していることがわかる。
�D表2と表3より,研修を行うにあたっての障害については,日常的に研修している先生の63.8%が,日常的にしていない先生の77.8%が「忙しい」を理由にしている。
�E表4より,英語科の教科内で行われるALT抜きの研修を「定期的に実施」及び「不定期的だが実施」しているのは全体の57.3%である。一方,ALT付きの研修を「定期的に実施」及び「不定期的だが実施」しているのは全体の54.5%である。ALTは配属されていない学校あるので,ALTがいない研修より実施数が減るのは当然だが,両者の実施数があまり変わらないことから,教科内実施する学校は学校,ALTが配属されている可能性が多く,その学校では,教科内研修の習慣が付いていることが推察できる。ただ,「定期的」および「不定期的」の頻度は細かい調査の余地がある。
�F表4より,授業に関するアンケートの実施率は92.7%であった。学習者に授業の感想を書かせることに,多くの教員は抵抗を持っていないことが判明した。
�G表5より,中学教員と高校教員の「できる授業」と「してみたい授業」の比較してみると,中学校の教員の方がよりコミュニカティブな授業に対し積極的であることが判明した。なぜなら中学の教員では文法,読解,および和文英訳の授業はそれぞれ84.7%,78.0%,40.7%の教員が「できる」と答えているが,「してみたい」の項目では,それぞれ15.3%,30.5%,13.6%に減っている。逆に「聞く話す」,「自己表現活動を中心とした書く」の授業はそれぞれ,69.5%,40.7%の教員が「できる」と答え,「してみたい」の項目では,それぞれ71.2%,55.9%に増えている。

4)第4版への変更点
 第3版を実施してみて,さらに規模を広げてアンケート調査をするには,ふさわしくないと思われる項目が発見できた。この項目をここで考察する。第3版で問題が無い項目は第4版にそのまま残した。

�@日頃実施している研修形態,研修の目的に関する質問の方法が必ずしも明確でなかった。そのためにそれらに対する回答が複数になった。これは当然考えられることである。しかし,多く回答する先生のデータと1つしか回答しない先生のデータが混在している状況は好ましくないので,統計を取りやすいように最も重要視している方法を1つ回答してもらうような方法に変更する。
変更前
8) その研修の形態は:
変更後
8) その研修の形態で,最も力を入れているもの1つをお答えください。
�A考察で明らかになったように,機会があれば日頃研修をしていない先生も研修をしたいと考えている人が多いので,日頃研修をしていない先生もどの程度の頻度なら研修ができるのか,その可能性を探るために,「研修をするとしたら,その頻度は」という項目を設ける。
�B日頃研修を行っている先生に研修の目的をたずねる項目で,回答を羅列させる書き方だったので,回答者によって数が異なっていたり,回答の重み付けができていなかったのでベスト3にしぼり順位を付けさせるようにする。
変更前
10)その研修の目的はなんですか:
変更後
10) その研修の目的はなんですか。ベスト3を答えてください。
�C前項の「研修の目的」と同様に「指導している授業・科目」と「してみたい科目・授業」の項目も順位を付けて答えさせるようにした。
�D教科内研修で,選択肢の中に「(教科内研修を)していない」という項目を入れていなかった。そのために,「その他」の選択肢のかっこの中にわざわざ「していない」と明記してくださった先生が数枚あった。また,無回答も10%あった。第4版では改良する。
�E授業についてのアンケートをとる先生が多いのは判明したが,そのアンケートの結果をどのように授業に活かしていくのか調査する項目が必要である。以下の項目を追加する。
追加:
★(24)は,(23)で「(a) ある」と,お答えの人に聞きします。
24) その意見や感想をもとにあなたの授業を改善しようと努められましたか。
a) つとめて,改善した,   b) 努めたが改善しなかった, c) しなかった,
d) その他 (                           )

2.アンケート第4版(Appendix 2参照)
1)対象者及び実施・回収時期
茨城県高校教員5年次研修参加者  回収日1999年9月30日
2) アンケート第4版の結果
表2-1-6 個人情報について全員対象 n=21  単位 人     
参加者 年令 最終専攻 経験年数 研修の有無  研修方法
男性6
 
20代 13
 
英米文学 6
 
6年未満 18
 
している  6
 
自分教材 1
 
女性15
 
30代 8
 
英語学  8
 
10年未満 3
 
(28.6%)
 
ラジオ  2
 
英語教育 3 していない 15 職場同僚 1
その他  4 (71.4%) 民間で  1
公的機関 1

表2-1-7 研修している教員が対象 n=6
  研修の頻度 目    的 できる授業は してみたい授業は
毎日     0人 伝達能力  5pnt 文法授業  7pnt 文法授業  4pnt
週2回以上  1人 聴解力   6pnt 読解授業 17pnt 読解授業  9pnt
週1回以上  3人 読解力   1pnt 和文英訳  3pnt 和文英訳  1pnt
2週1回以上 1人 作文力   0pnt 聞く話す  3pnt 聞く話す 11pnt
月に1回以上 1人 総合力  7.5pnt 書く授業  5pnt 書く授業 12pnt
その他    0人 授業力  7.5pnt その他   1pnt その他   4pnt
理論学習  5pnt
異文化理解 0pnt
その他   1pnt
「研修を行う障害があるとしたら」の項目は,全員が「忙しい」と回答。

表2-1-8 研修していない教員が対象 n=15
研修方法 目   的 できる授業は してみたい授業は
自分教材   2人
 
伝達能力 25.5pnt
 
文法授業  20pnt
 
文法授業  9pnt
 
通信教育   0人
 
聴解力   4.5pnt
 
読解授業  42pnt
 
読解授業  23pnt
 
ラジオ    1人
 
読解力    0pnt
 
和文英訳  12pnt
 
和文英訳  5pnt
 
職場同僚と  0人
 
作文力    1pnt
 
聞く話す  8pnt
 
聞く話す  34pnt
 
民間で    9人
 
総合力  10.5pnt
 
書く授業  3pnt
 
書く授業  18pnt
 
公的機関で  3人
 
授業力  21.5pnt
 
その他   1pnt
 
その他   0pnt
 
Internetで  0人 理論学習   2pnt
その他    0人
 
異文化理解  7pnt
 

 

 
その他    3pnt
「研修したくない」と回答したのは1人で,「毎日遅くまで学校での仕事をしているため現在のところ研修に行く時間がありません」
「研修を行っていない」先生にその理由をたずねたら,「12人が忙しい」,2人が「研修方法がわからない」と回答。
表2-1-9 全員 教科内研修と授業アンケート   n=21人
ALTの参加なし ALTが参加した 授業アンケート 改善努力
定期     1人
 
定期    0人
 
とったことがある19人
 
努めた  19人
 
不定期   2人
 
不定期   1人
 
とったことはない 1人
 
該当せず 1人
 
していない 17人
 
していない19人
 
無回答      1人
 
無回答  1人
 
無回答   1人
 
無回答   1人
 

 

 
 
4)
アンケート第4版の考察および第5版への改善点

�@指導者講習会とは異なり,一般の教員がある意味で義務的に参加を強いられる5年次経験研修会でアンケートがうまく回収できるかが,第4版実施の1つの目的であった。回答状況は1人の先生だけが項目18以降についてのみ無回答で,それ以外の先生はきちんと回答していただいた。そのことを考慮すると,このアンケート形式は5年次及び10年次経験研修会で受け入れられると推察できる。また,研修の目的,指導できる授業・指導法,および指導したい授業・指導法の項目のベスト3をかかせる方式にしたら,ポイント集計ができるので,より弁別的になった。ただ,この第4版が問題なく実施できれば,そのまま多くの地区で実施する予定であったが,分析の結果,修正および追加点が発見されたので,修正した第5版を作成することになった。
�A日常的に研修をしていない先生の多くは「研修をやりたい」答えているが,現場には研修の必要性を感じていない先生も存在することが推察できる。また,研修に対して,意志が強いものも弱いものも存在する。したがって,個々の先生がどのくらい研修を必要としているのか問う項目を入れる。
追加:
7) 【全員の先生にお聞きします】。あなたは日頃,英語力or / and英語授業力を伸ばすために,定期的(1ヶ月に1回以上の)研修の必要性を感じていますか。
a) 大いに感じている,b) どちらかといえば感じている,c) どちらとも言えない,d) どちらかというと感じていない,e) ほとんど感じていない,f) その他(                   )
�B第5版の構成は,part 1が教員個人データ,part 2が研修について,そしてpart3に教員の信念について調査する。Part 3に本報告書第1部の第6章で考察した「学力評価」についてたずねる項目を入れる。
�C先生が実施している研修形態については,形態要因(個人研修,公的(集団)研修)と目的(あるいは時間)要因(明日の授業のために,長期的なスパンで力を伸ばす)と,以下のように分類してきく形式に変更する。
第1形態 (個人研修×明日の授業のために)
第2形態 (個人研修×長期的なスパンで力を伸ばす)
第3形態 (集団研修×明日の授業のために)
第4形態 (集団研修×長期的なスパンで力を伸ばす)
この様に分類して回答してもらうと分析しやすくなる。また,日頃研修してない先生にも,するとしたらどのタイプか選んでもらう項目を追加する。
�D研究メンバーの中から,「教員の信念」を問うなら,どのくらいの現場の教員が,「英語だけで授業ができる」と思っている教員がどれくらいいるのかまたそれが研修の有無で異なるのか調査したいというのでその項目を第5版に追加する。
追加:
24) あなたは,英語だけで授業をすることができますか?
a) できる, b) たぶんできる, c) どちらともいえない, d) たぶんできない, e) できない,f) その他(        )

�U 目的

現職英語科教員の自己研修に関する意識・実態を幅広い地域で調査することである。

�V 手続き

1.対象者:全国の中学校及び高校の現職の英語教員
2.方法:指導主事の先生を通して研修会等に集まった先生方にアンケートを実施,回収していただく。
3.期間:1999年から2000年
4.測定具:アンケート第5版(Appendix3参照)
    Microsoft Excel 2000,SPSS ver.10

�W 結果
1. アンケート実施対象者及び時期
群馬県公立学校教員5年次研修参加者   回収 1999年11月
福島県公立学校教員10年次研修参加者   回収 1999年12月
茨城県立高校教員10年次研修参加者    回収 2000年1月
文部省指導者講習会参加者        回収 2000年3月
福島県相双地区講演会参加者       回収 2000年5月
高知県高等学校初任者研修参加者     回収 2000年9月
埼玉県高等学校10年次研修参加者     回収 2000年9月
福島県公立学校教員5年次研修 参加者   回収 2000年10月
青森県高等学校年5次研修+10年次研修参加者 回収 2000年10月
茨城県公立学校5年次+10年次研修参加者   回収 2000年11月
福島県公立学校教員10年次研修参加者     回収 2000年12月

表2-1-10  研修参加者のプロフィール n=344
参加者 最終専攻 経験年数
男性   165人 英米文学  153人 初任者    31人
女性   175人 英語学    81人 3年未満    18人
無回答   1人 英語教育   50人 6年未満    60人
20代   93人 その他    60人 10年未満   71人
30代   217人 中学校   117人 15年未満   123人
40代   28人 高校    222人 20年未満   24人
50代    6人 その他    5人 20年以上   17人
表2-1-11 研修の必要性  n=344
研修している先生*  研修していない先生
とても感じている   93人 58.9% 74人 39.8%
やや感じている   46人 29.1% 76人 40.9%
どちらとも言えない 11人  7.0% 21人 11.3%
やや感じていない     2人  1.3%    7人  8.8%
全くかんじていない   1人  0.6%    7人  3.8%
その他         4人  2.5%      1人  0.5%
無回答         1人  0.6%    0人  0.0%
*:p.<0.05 Wilcoxon signed-ranks test 研修している先生の方が研修の必要性を感じている。
表2-1-12 日常的な自己研修 n=344
日常的に研修を 方法(している先生だけ)
している      158人 45.9%
 
自分で選んだ教材   61人
 
していない    186人 54.1%
 
通信教育        8人
 

 
ラジオ講座      18人
 
職場同僚と      14人
民間団体で      23人
公的機関で      10人
インターネットで   10人

 
英字新聞       13人
 
その他の方法で    3人

表2-1-13 している先生は実態をしていない先生は「するとしたら」で回答
      研修の種類** している していない
第1(個人研修×明日の授業のために) 39人 24.7% 40人 21.5%
第2(個人研修×長期的なスパンで伸ばす)
 
78人 49.4%
 
70人 37.6%
 
第3(集団研修×明日の授業のため) 22人 13.9% 30人 16.1%
第4(集団研修×長期的なスパンで伸ばす)
 
15人  9.5%
 
19人  8.7%
 
無回答                4人 2.5% 27人 14.5%
研修の種類についてはbest1だけを集計した。
**:p.<0.01 Wilcoxon signed-ranks test 研修している先生が個人研修を重視

表2-1-14 研修の頻度  
研修している先生 研修していない先生
毎日    20人  12.7%  7人   3.8% 
週2    27人  17.1%  8人   4.3%
週1回上  37人  23.4% 34人  18.3%
2週1回上 16人  10.1% 23人  12.4%
1月1上  43人  27.1% 82人  44.1%
その他   12人   7.6% 23人  12.4%
無回答    3人   1.9%  9人   4.8%
「頻度」は研修をしている先生はその頻度,していない先生は希望する頻度。
**:p.<0.01 Wilcoxon signed-ranks test 研修している先生の方が,研修の頻度が高い方を答えている

表2-1-15 目的,障害,教科内研修
目    的
 
研修の障害は
 
ALT抜きの研修
 
ALT付きの研修
 
伝達能力  540pnt 生徒指  417pnt 定期  17人 定期   19人
授業力   495pnt 授業準  366pnt 不定期 70人 不定期  58人
総合力   452pnt 部活動  332pnt 無し  242人 無し  246人
聴解力   169pnt 意志が弱239pnt その他  4人 その他  3人
異文化理解105pnt その他  187pnt 無回答 11人 無回答  18人
理論学習  61pnt 指導者無151pnt
読解力   46pnt 費用が高138pnt
作文力   37pnt 無し   6人
その他   14人
 
表
2-1-16 授業と評価について
日頃している授業 してみたい授業は 授業評価 結果を受けて
読解   618pnt
 
聞く話す 723pnt
 
した  304人
 
改善した   237人
 
文法   466pnt
 
自己表現 595pnt
 
経験無 36人
 
できなかった 45人
 
聞く話す 465pnt
 
読解   336pnt
 
無回答  4人
 
しなかった   4人
 
自己表現 209pnt
 
文法   172pnt
 

 
その他    17人
 
和文英訳 198pnt
 
和文英訳 82pnt
 

 
該当せず   40人
 
その他   48pnt
 
その他  41pnt
 

 
無回答     1人
 
「日頃している授業」と「してみたい授業」は,各教員にベスト3まで選んでもらい,各教員の選んだ1位に3ポイント,2位に2ポイント,3位に1ポイントを与えた。

表2-1-17 英語だけで授業ができるかについて
          全員 研修している先生 研修していない先生
できる       59人 17.2%   32人 20.3%  27人 14.5%
たぶんできる    104人 30.2%   53人 33.5%  51人 27.4%
どちらともいえない 73人 21.2%   29人 18.4%  44人 23.7%
たぶんできない   74人 21.5%   28人 17.7%  46人 24.7%
できない      19人 5.5%    7人 4.4%  12人  6.5%
その他       10人 2.9%    8人 5.1%   2人  1.1%
無回答        5人 1.5%
 
   1人 0.6%
 
  4人  2.2%
 
**:p.<0.05 Wilcoxon signed-ranks test 研修している先生の方が英語で授業ができると考えている

�W 第5版のまとめ

1.第5版は,指導者講習会で回収したものもあったが,5年次及び10年次研修会を中心にアンケートを回収した。表10からアンケートを書いてもらった先生は女性の方が男性を上回っている。このことから,英語科は女性の先生の方が多いことがわかる。しかし,細かく見てみると,中学校が男性47人対女性70人であるのに対して,高校は男性115人対女性102人となっている。つまり,中学校の方は,女性の先生の方が多いが,高校は必ずしもそうはいえないのが現状であろう。
 
2.表
12から,定期的に自己研修を実施していらっしゃる先生は,45.9%である。第3版の調査では,42.7%であったので,だいたい半数弱の先生が定期的に研修を行っていらっしゃるのが実態であろう。
 
3.表
11はある意味で当たり前のことを表している。つまり,定期的に研修していらっしゃる先生の方が研修の必要性を強く感じていらっしゃる。「定期的に研修していらっしゃらない先生」のグループには研修の必要性をほとんど感じていない層ある。この層に対して,その理由の究明が必要であろう。
 
4.表
12と表13から,現在の現職教員の日常的研修が,自己で行う研修が主体であることがわかる。5年次経験研修や10年次経験研修をのぞくと,現状の公的研修はあまり行われていない現状がわかる。そして,その自己研修の目的は長期的に力を伸ばすことが主眼になっている。そして表14より,実践している先生の研修頻度としていない先生の「仮にするとしたら」の研修頻度に明確な差が出た。実践しない先生の44.1%は,研修をしてもせいぜい月に1回程度と考えている。ところが,研修をしている先生は「毎日」,「週2回以上」,そして「週に1回以上」と答えている先生が50%を越える。定期的にできるスタイルを作り上げることが研修を行うために重要だということがわかる。

5.表15から,研修の目的が,英語力と授業力の強化が大きなポイントであることがわかる。一般的に自己研修では,授業力の強化に比較すると個人ペースでできる英語力の強化の方がより容易である。授業力の強化は授業が相互的なものである故に,個人研修より集団研修の方がむいている。そうすると,教員の定期的研修を自己研修に頼っている現状では,現職教員の授業力の向上はある程度限界があることがわかる。

6.表15から,教科内研修が7割の学校でほとんど実施されていないことがわかる。アンケートの中に「自分の指導法を変えるのもたいへんだが,他人の指導法を変えるのはもっとたいへんだ」というコメントがあった。教科内での指導法等の研修の難しさを物語っている。

7.表16から,「できる」授業である伝統的「文法」と「読解」から自由に選択できるならおしえてみたいコミュニカティブな科目の「聞く・話す」と「自己表現活動」にシフトしていることがわかる。

8.表16より,授業評価は88.3%の先生が実施していらっしゃることがわかった。うまく導入すれば,授業を改善していくための授業評価票を実施して,授業力を高めていく可能性があることを示唆している。

9.表17から,英語での授業に関しては,日頃研修していらっしゃる先生と,していない先生の差が顕著に現れたことが判明した。

�X 今後の課題

1.アンケートを多忙な指導主事の先生にとってもらうのは,たいへんご迷惑をおかけすることになる。研究を始める前には,この点を比較的容易に考えていた。しかし,この研究を続けているうちに,この種のアンケートを採るには,指導主事の先生の個人的な判断ではなくて,上級者の判断が必要となることがわかった。そしてこのアンケート調査では,指導主事の先生に上司の先生の許可をもらっていただくというお手間をかけた。このような,ある意味での個人的な好意をお願いするためには,個人的な結びつきを日頃からしっかりととっておく必要がある。中学校や高校の現職の先生の研修について研究する時に,指導主事の先生の協力があるとかなりスムーズに行くことが多い。しかし,指導主事の先生に,依存してばかりはいられないので,独自のネットワークの構築も検討する必要がある。その点で有力なのは,ホームページを立ち上げたり,メイリングリストを作ったりして現職の先生に直接働きかける方法である。次年度では現職の先生が必要とする情報の交換やアドバイスなどをとおして,この研究チームのネットワークづくりを検討してみる。

2.表15から,研修の障害について答えた多くの先生が「忙しい」をその理由にあげられている。しかし,生徒指導や部活動に関わると,1日20分をNHKのラジオ講座に割けないほど「忙しい」のであろうか。自分が高校の現場で働いていたときのことを振り返ってみると,育児や介護に追われる先生などを除くと,一日の仕事で疲れきって,研修をするほど気力が起きないというのが現状ではないだろうか。また,研修しても給料が上がったりするような何か見返りに該当するものがないので,気力を奮い立たせて研修を実践することができない現状もあるのではないか。これでは現職教員の研修は進まない。今後,先生方を奮い立たせるような研修して成果を上げた先生に対する見返りについても検討する必要がある。

3.授業評価のアンケートを実践していらっしゃる先生が多かった。そして,その8割近い先生がその結果を受けて授業を改善した経験をお持ちだということは,「自己研修」ということでは重要である思う。ただ,自分の見聞きした範囲であるがこのようなアンケートは学年末に1回だけ実施されていることが多い。しかし,それでは改善点が次の年に持ち越されてしまうので,年度途中で数回実施すると,改善すべき目標が達成されたかどうかはっきりするので効果的である。また,学習者が自分自身を振り返る項目も必要であると考え,「自分は努力した」という項目も入れることも重要である。この方式になじめば,授業力向上のために効果的なアクション・リサーチに結びつけることができる。これを現職の先生に知っていただく活動を検討する。

4.自己研修の目的として,英語力の向上と同時に授業力の向上に対する希望が多い。それが現在,授業の名人や達人の技を紹介するセミナーに人気ある原因を表しているのだろう。名人芸や達人芸は,完成させられた先生方の多くの失敗とその反省のもとにできあがったものであろう。そのようなセミナーは名人や達人は芸や技を示してくれるが,なかなかその失敗の記録や内省の歴史を紹介してはくれない。名人や達人から与えられる芸をまねるだけでも,教師は成長するかもしれないが,やはり限度がある。そのことを日本語教育の分野の研究者の岡崎・岡崎(in 横溝2000:6)は以下のように述べている。「よりよい日本語教師を育成していく方法として,1980年代までは教師として必要だと思われる技術を指導者が訓練によって教え込みマスターさせることで,教えることを伸ばしていこうとする「教師トレーニング(Teacher Training)」という考え方が主流を占めていた。しかしながら,教師が教室の中で実際に直面する問題は多種多様であり,トレーニングによってたたき込まれた一つの教え方を忠実に実行するだけでは対応できない場合も少なくない。そこで,「教師の成長(Teacher Development)」という考えで,教師の育成を図ろうとする方向のへの転換がなされ,「教師トレーニング」から「教師の成長」へのパラダイムシフトが生じたのである。このようなパラダイムシフトの結果,自分が持っている「どう教えるか」についての考えを自分の教育現場の実際に応じて捉え直し,それをどう実践し,その結果を観察し内省して,よりよい授業を目指すことができる能力を日本語教師は要求されるようになったのである。
 いうまでもなく,英語教育でもこのようなパラダムシフトが起こりつつあるし,起こしていくことが必要であろう。このパラダイムシフトは,教員の授業能力の向上と同様に教員の人間的成長をねらいとしている。このような観点で授業力について多くの現職の先生が研修できる方法を研究していきたい。
引用・参考文献
中嶋洋一(2000)『学習集団をエンパワーする30の技』 明治図書
Richard J. C. (1996) Reflective Teaching in School Language Classrooms C.U.P.
酒井志延(1992)「英語教育における授業評価の開発に関する研究:高校の場合(1)」関東甲信越英語教育学会『研究紀要』第6巻,25-33
酒井志延(1993)「授業評価票を用いた授業改善の事例研究:高校の場合---英語読解の授業において」,上越教育大学大学院学校教育研究科言語系コース(英語)『研究論集』第8巻,3-15
柳瀬陽介,横溝紳一郎,峰野光善,吉田達弘,兼重昇,那須敬広,藤井浩美,加藤賢一,三浦省五 (2000) 「アクション・リサーチと第2言語教育研究」,「英語教育」 vol.49, No.8, 42-59
横溝紳一郎(2000)『日本語教師のためのアクション・リサーチ』  凡人社


Appendix 1 アンケート第3版
項目
�T.あなた自身について
1) 性別は: a) 男性 b) 女性
2) 年令は: a)20代 b)30代 3)40代 4)50代 5) 60代以上
3) 勤務校の種類は: a) 中学校 b) 高校(全日制) c) 高校(定時制)
d) 高専 e) 教育センターまたは指導課 f) その他(        )
4) 勤務校の所在地は:(    市・郡          町・村)
5) 最終学歴での専攻分野: a) 英米文学 b) 英語学・言語学 c) 英語教育学 d) 英語以外の外国語 e) その他(           )
6) 教育歴(ただし,塾等は除きます):a) 初任者 b) 3年未満 c) 6年未満 d) 10年未満 e) 15年未満 f) 20年未満 g) 20年以上
 
�U.研修についてあなたの経験と考えについて

7) あなたは,授業準備以外に現在から遡って1年以内から継続的(1月に1回以上)に何らかの研修をしていらっしゃいますか:
  a) している   b) していない
[「(a) している」とお答の方は,このまま (8) にお進みください。「(b) していない」とお答の方は(12)にとんでください]
★(8)〜(11)までは,(7)で「(a) している」と,お答えの人に聞きします。
8) その研修の形態は:
a) 自分一人で,自分の選んだ教材で b) 自分一人で,通信教育で,c) 自分一人で,ラジオ講座とうで,d) 職場の同僚と, e) 民間の団体で,f) 公的機関で,g) インターネットで,h) その他(       )
9) その頻度はどの程度ですか,
a)ほぼ毎日, b) 週に2回以上, c) 週に1回以上, d) 2週に1回以上,e) 1月に1回以上, f) その他(               )
10) その研修の目的はなんですか:
a) 英語のコミュニケーション能力を高めるため, b) 英語の聴解力を高めるため, c) 英語の読解力を高めるため, d) 英語の作文力を高めるため, e) 総合的な英語力を高めるため, f)授業力を高めるため,g) 理論を学習するため,h) 異文化理解,i)その他(              )
11) その研修を続けていくために障害があるとすればなんですか。
a) 忙しいこと,b) 適切な教材がないこと,c) 適切な指導者がいないこと,d) その他(                 )e) 特に障害はない
[(16)にお飛びください]
★(12)は,(7)で「(b) していない」と,お答えの人に聞きします。
12) チャンスがあれば,あなたは授業準備以外に継続的(1月に1回以上)な研修をしてみたいと思いますか:
a) 研修をしてみたい   b) 研修はしたくない
[「(a) してみたい」とお答の方は,このまま (13) にお進みください。「(b) していない」とお答の方は,その理由をお聞かせください,そして(16)にお飛びください(                )]
★(13)は,(12)で「(a) 研修をしてみたい」と,お答えの人に聞きします。
13) その研修の形態は:
a) 自分一人で,自分の選んだ教材で b) 自分一人で,通信教育で,c) 自分一人で,ラジオ講座とうで,d) 職場の同僚と, e) 民間の団体で, f) 公的機関で,g) インターネットで,h) その他(        )
14) その研修の目的はなんですか:
a) 英語のコミュニケーション能力を高めるため, b) 英語の聴解力を高めるため, c) 英語の読解力を高めるため, d) 英語の作文力を高めるため, e) 総合的な英語力を高めるため, f)授業力を高めるため,g) 理論を学習するため,h) 異文化理解, i) その他(            )
15) 現在研修を行なっていない理由はなんでしょうか:a) 忙しいから,b) 適切な教材がないから,c) 適切な指導者がいないから, d) 研修方法がわからないから,e)その他(                 )
◎全員の方にお聞きします。
16) あなたが教えることのできる授業はどれでしょうか(複数回答可)
a) 文法の授業,b) 読解の授業, c) 和文英訳の授業,d) 聞く話すを中心とした授業, e) 自己表現活動を中心とした書く授業,f) その他(        )
17) 授業活動が自由に選択できるとすれば,あなたが教えてみたい授業活動はどれでしょうか(複数回答可)a) 文法の授業, b) 読解の授業, c) 和文英訳の授業,d) 聞く話すを中心たした授業, e) 自己表現活動を中心とした書く授業,f) その他(                 )
もし,授業活動を自由に選択できない理由があればお聞かせください。
18) あなたが所属する英語科内の研修(ALT等英語母語話者を含まないもの)についてお聞きします。
a) 定期的に行なっている, b) 定期的ではないが行なっている,
c) その他(                  )
19) あなたが所属する英語科内の研修(ALT等英語母語話者を含むもの)についてお聞きします。
a) 定期的に行なっている, b) 定期的ではないが行なっている,c) その他(  )
20) あなたは,生徒に自分の授業についての感想や意見を書かせたことがありますか。a) ある,   b) ない
21) 上記で反映できなかった,あなたのお意見をお聞かせください。

第3版の自由記述
【上記で反映できなかった,あなたのお意見をお聞かせください】
・大学受験に対応できる力をつけることとcommunicative competence を高めるという二つのニーズに対応するのは難しい。私自身も「受験のため」という言葉に甘え,努力しないできてしまったし,大胆に授業を変えようという勇気もなかった。この研修で「教授法を絶対に変えなければ」という動機と勇気を与えられた。また改善するヒントもたくさん教えられた。
 
・今回はこうした官製の研修なので,費用もかからず来ていますが,こういうチャンスはあまり多くないのが現状です。夏休みなど,
LIOJや軽井沢の上智大研修などで,何万円も自腹を切って行なっている人もしっています。県によって違う対応かとも思いますが,お金もあまりかからず研修できるチャンスがもっとほしいです。
 
・「速読・速聴」という言葉が最近使われるようになってきたが,とにかく読むスピードがない限り,能力
(communicative competence)は向上しないと最近つくづく感じている。基本的語彙とある程度の背景的知識を身につけていないと会話も日常会話から先が進まず,ALTとの交流も表面的に終わってしまう。日々「研修」に励まなければと思いつつ忙しさに追われてまともに研修に集中できない実態がある。それでも自分は英語を教えるプロの教師なのだという使命感が当然強くあり,そのジレンマにもだえている毎日である。

・自分自身では会話のが学習は継続していますが,生徒に教えた経験が少なく反省しています。また,英語を英語で教えると生徒の中には退屈するものも出てくると申し上げましたが、自分なりにそれを解決する方法も考え付かないわけではないのでがんばりたいと思います。現場に戻ったら,自らの授業の問題点を分析し,できるだけ英語を使って教えたいと考えています。

・英語科内全員で研修できるのが一番良い授業改善方法なのですが,実際、授業を他の先生方に見てもらい、率直な意見を述べたり,受けたりするということには抵抗を感じる先生方も多く,難しい状況です。ただし,AETや他の何人かの先生に働きかけ,questionnaire以外の方法でも授業改善のために,新しいやり方で研修を積み,継続しようと思っています。わたしもいつか英語で授業を展開したいと考えていますが,特に文法事項についてはどうしてもいままでどおりの説明的な授業になってしまいがちです。文法の説明だけに終始するのではなく,文法を使って何かを行なわせる活動を取り入れることが大切だというのも納得のいくことなのですが、それでは具体的に考える段になると,なかなか良いアイディアが浮かばないというのが本音のところです。
Appendix 2 アンケート第4版
項目
�T.あなた自身について
1) 性別は: a) 男性 b) 女性
2) 年令は: a) 20代 b) 30代  3) 40代 4) 50代 5) 60代以上
3) 勤務校の種類は: a) 中学校 b) 高校(全日制) c) 高校(定時制)
  d) 高専 e) 教育センターまたは指導課 f) その他(        )
4) 勤務校の所在地は:(  県    市・郡       町・村)
5) 最終学歴での専攻分野: a) 英米文学 b) 英語学・言語学 c) 英語教育学 d) 英語以外の外国語 e) その他(                 )
6) 教育歴(ただし,塾等は除きます):a) 初任者 b) 3年未満 c) 6年未満 d) 10年未満 e) 15年未満 f) 20年未満 g) 20年以上

�U.研修についてあなたの経験と考えについて
7) あなたは,授業準備以外に現在から遡って1年以内から継続的(1月に1回以上)に何らかの研修をしていらっしゃいますか:a) している b) していない
[「(a) している」とお答の方は,このまま (8) にお進みください。「(b) していない」とお答の方は(12)にとんでください]
★(8)〜(11)までは,(7)で「(a) している」と,お答えの人に聞きします。
8) その研修の形態で,最も力を入れているもの1つをお答えください。
a)自分一人で,自分の選んだ教材で b) 自分一人で,通信教育で,c) 自分一人で,ラジオ講座とうで,d) 職場の同僚と, e) 民間の団体で,f) 公的機関で,g) インターネットで,h) 英字新聞で,i)その他(       )
9) その頻度はどの程度ですか,
b)ほぼ毎日, b) 週に2回以上, c) 週に1回以上, d) 2週に1回以上,e) 1月に1回以上,f) その他(              )
10) その研修の目的はなんですか。ベスト3を答えてください。a) 英語のコミュニケーション能力を高めるため, b) 英語の聴解力を高めるため, c) 英語の読解力を高めるため, d) 英語の作文力を高めるため, e) 総合的な英語力を高めるため, f)授業力を高めるため,g) 理論を学習するため,
h) 異文化理解,i)その他(              )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
11) その研修を続けていくために障害があるとすればなんですか。
a) 忙しいこと,b) 適切な教材がないこと,c) 適切な指導者がいないこと,d) その他(           ) e) 特に障害はない
[(16)にお飛びください]
★(12)は,(7)で「(b) していない」と,お答えの人に聞きします。
12) 機会があれば,あなたは授業準備以外に継続的(1月1回以上)な研修をしてみたいと思いますか a) 研修をしてみたい   b) 研修はしたくない
[「(a) してみたい」とお答の方は,このまま (13) にお進みください。「(b) したくない」とお答の方は,その理由をお聞かせください,そして(16)にお飛びください(           )]
★(13)は,(12)で「(a) 研修をしてみたい」と,お答えの人に聞きします。
13) その研修の形態で,最もしてみたいものを1つお答えください。
a) 自分一人で,自分の選んだ教材で b) 自分一人で,通信教育で,c) 自分一人で,ラジオ講座とうで,d) 職場の同僚と, e) 民間の団体で, f) 公的機関で,g) インターネットで,h) 英字新聞でh)その他(         )
14) その研修の目的はなんですか。ベスト3をお答えください。
a) 英語のコミュニケーション能力を高めるため, b) 英語の聴解力を高めるため, c) 英語の読解力を高めるため, d) 英語の作文力を高めるため, e) 総合的な英語力を高めるため,f)授業力を高めるため,g) 理論を学習するため,h) 異文化理解, i) その他(                 )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
15) 現在研修を行なっていない理由はなんでしょうか:a) 忙しいから,b) 適切な教材がないから,c) 適切な指導者がいないから, d) 研修方法がわからないから,e)その他(                    )
◎全員の方にお聞きします。
16) あなたがよく指導している授業・科目あるいは指導方法はどれですか, best 3をお答えください。
a) 文法の授業,   b) 読解の授業,    c) 和文英訳の授業,
d) 聞く話すを中心たした授業, e) 自己表現活動を中心とした書く授業,
f) その他(                            )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
17) 自由に選択できるなら,あなたが教えてみたい授業活動はどれですか。ベスト3をお答えください。
a) 文法の授業, b) 読解の授業,c) 和文英訳の授業,d) 聞く話すを中心たした授業, e) 自己表現活動を中心とした書く授業,f) その他(     )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
もし,授業活動を自由に選択できない理由があればお聞かせください。
18) あなたが所属する英語科内の研修(ALT等英語母語話者を含まないもの)についてお聞きします。
a) 定期的に行なっている, b) 定期的ではないが行なっている,c) 行なっていない,(d)その他(                   )
19) あなたが所属する英語科内の研修(ALT等英語母語話者を含むもの)についてお聞きします。
a) 定期的に行なっている, b) 定期的ではないが行なっている,c) 行なっていない,(d)その他(                    ) 
20) あなたは,読む力を養成するために,授業の前に生徒が「新出単語調べ,本文のコピー,本文の訳」を予習として行なうことは効果があると思いますか。
a) あるとおもう。 b) 効果より害の方が多いと思う。 c) その他(    )
21) あなたは「新出単語調べ,本文のコピー,本文の訳」予習またはこの改良型の予習について,生徒に指導または奨励されたことがありますか。
a) いつもしている。 b) 以前はしていたが止めた。 c) したことがない。
d) その他(                    )
22) あなたは学年統一テストについてどうおもいますか。最もあてはまるものをひとつえらんでください。
a) 評価の公平さを図るために必要だ。 b) テスト作成の手間が少なくなって良い。 c) おしえかたが個人で異なるのにテストを統一するのはおかしい。 d) その他(                 )。
23) あなたは,生徒に自分の授業についての感想や意見を書かせたことがありますか。a) ある,   b) ない
★(24)は,(23)で「(a) ある」と,お答えの人に聞きします。
24) その意見や感想をもとにあなたの授業を改善しようと努められましたか。
a) つとめて,改善した,   b) 努めたが改善しなかった, c) しなかった,
d) その他 (                           )
25) 上記で反映できなかった,あなたのお意見をお聞かせください。

Appendix 3 アンケート第5版
項目
�T.【全員の先生にお聞きします】。あなた自身について
1) 性別は: a) 男性 b) 女性
2) 年令は: a) 20代 b) 30代  3) 40代 4) 50代 5) 60代以上
3) 勤務校の種類は: a) 中学校 b) 高校(全日制) c) 高校(定時制)
  d) 高専 e) 教育センターまたは指導課 f) その他(        )
4) 勤務校の所在地は:  (  県   市・郡      町・村)
5) 最終学歴での専攻分野: a) 英米文学 b) 英語学・言語学 c) 英語教育学 d) 英語以外の外国語 e) その他(                 )
6) 教育歴:a)初任者 b) 3年未満 c) 6年未満 d) 10年未満 e) 15年未満 f) 20年未満 g) 20年以上

�U.研修についてあなたの経験と考えについて
7) 【全員の先生にお聞きします】。あなたは日頃英語力or / and英語授業力を伸ばすために,定期的(1ヶ月に1回以上の)研修の必要性を感じていますか。
a) 大いに感じている,b) どちらかといえば感じている,c) どちらとも言えない,d) どちらかというと感じていない,e) ほとんど感じていない,f) その他(             )
8) 【現在,継続的に研修をされている先生にお聞きします。すみませんが,この研修は,除いてください】。その研修は次のどのタイプに当てはまりますか。1つの場合は( )の中に○を,二つ以上されている方は,順位をつけてください。この場合の「個人研修」は,「自分1人で行なう,自分で民間の学校へ行くなど自分が主体の場合です。「公的研修」は「職場,研修センターなどで運営されるものです。学会などもここに入ります」。
( )第1タイプ(個人研修×すぐつかえるノウハウをもとめるために)
( )第2タイプ(個人研修×長期的に自分の英語力や授業力を伸ばすために)
( )第3タイプ(集団研修×すぐつかえるノウハウをもとめるために)
( )第4タイプ(集団研修×長期的に自分の英語力や授業力を伸ばすために)
( )その他  (                      )

9) 【研修されている先生にお聞きします】。研修形態で最も力を入れているもの1つをお答えください。
a)自分一人で,自分の選んだ教材で b) 自分一人で,通信教育で,c) 自分一人で,ラジオ講座とうで,d) 職場の同僚と, e) 民間の団体で,f) 公的機関で,g) インターネットで,h) 英字新聞で,i)その他(          )
10)【現在,継続的に研修を行なっていない先生にお聞きします】。先生が研修なさるとしたら次のどのタイプを選ばれますか。1つの場合は( )の中に○を,二つ以上行いたい場合は,順位をつけてください。
( )第1形態 (個人研修×明日の授業のために)
( )第2形態 (個人研修×長期的なスパンで力を伸ばす)
( )第3形態 (集団研修×明日の授業のために)
( )第4形態 (集団研修×長期的なスパンで力を伸ばす)
 ( )その他   (             )

11) 【現在,研修していらっしゃらない先生にお聞きします】。機会があれば,あなたは定期的な研修をしてみたいと思いますか
a) 研修をしてみたい   b) 研修はしたくない
「(b) したくない」とお答の方は,その理由をお聞かせください。
(                           )
12) 【全員の先生にお聞きします】。研修をされている頻度又は研修をしてみたい頻度はどの位ですか。
a)ほぼ毎日, b) 週に2回以上, c) 週に1回以上, d) 2週に1回以上,e) 1月に1回以上,f) その他(                )
13) 【全員の先生にお聞きします】。その研修の目的はなんですか。ベスト3を答えてください。a) 英語のコミュニケーション能力を高めるため, b) 英語の聴解力を高めるため, c) 英語の読解力を高めるため, d) 英語の作文力を高めるため, e) 総合的な英語力を高めるため, f)授業力を高めるため,g) 理論を学習するため,h) 異文化理解,i)その他(              )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
14) 【全員の先生にお聞きします】。その研修をやるまたは続けていくために障害があるとすればなんですか。ベスト3をお答えください。
a) 生徒指導で忙しい,b) 部活動で忙しい,c) 授業準備で忙しい,d) 適切な指導者がいないこと,e) 自分の意志が弱い,f) 費用が高い,g)その他(                 ), h) 特に障害はない
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
15) 【全員の先生にお聞きします】。あなたが所属する英語科内の研修(ALT等英語母語話者を含まないもの)についてお聞きします。
a) 定期的に行なっている, b) 定期的ではないが行なっている,c) 行なっていない,(d)その他(                      )
16) 【全員の先生にお聞きします】。あなたが所属する英語科内の研修(ALT等英語母語話者を含むもの)についてお聞きします。
a) 定期的に行なっている, b) 定期的ではないが行なっている,c) 行なっていない,(d)その他(                     )

�V【全員の先生にお聞きします】。授業についてあなたの実践と考えについて
17) あなたがよく指導している授業・科目あるいは指導方法はどれですか, best 3をお答えください。
a) 文法の授業, b) 読解の授業,c) 和文英訳の授業,d) 聞く話すを中心とした授業, e) 自己表現活動を中心とした書く授業,f) その他(      )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
18) 自由に選択できるなら,あなたが教えてみたい授業活動はどれですか。ベスト3をお答えください。
a) 文法の授業,b) 読解の授業,c) 和文英訳の授業,d) 聞く話すを中心たした授業,e) 自己表現活動を中心とした書く授業,f) その他(        )
best 1 (   )  best 2 (   )  best 3 (   )
もし,授業活動を自由に選択できない理由があればお聞かせください。
19) あなたは,生徒が日本の学校で英語の授業を受ける時,授業の前に生徒が「新出単語調べ,本文のコピー,本文の訳」を予習として行なうことは効果があると思いますか。
a)強くそう思う。 b) どちらかというとそう思う。 c) どちらかと言えない。d) どちらかというとそう思わない。 e) まったくそうおもわない。f) その他(            )
20) あなたは「新出単語調べ,本文のコピー,本文の訳」予習またはこの改良型の予習について,生徒に指導または奨励されたことがありますか。
a) いつもしている。 b) 以前はしていたが止めた。 c) したことがない。
d) その他(                    )
21) あなたは学年統一テストについてどうおもいますか。最もあてはまるものをひとつえらんでください。
a) 評価の公平さを図るために必要だ。 b) テスト作成の手間が少なくなって良い。 c) おしえかたが個人で異なるのにテストを統一するのはおかしい。 d) その他(                 )。
22) あなたは,生徒に自分の授業についての感想や意見を書かせたことがありますか。a) ある,   b) ない
23) 【(22)で「(a) ある」と,お答えの人に聞きします】。その意見や感想をもとにあなたの授業を改善しようと努められましたか。
a) つとめて,改善した,   b) 努めたが改善しなかった, c) しなかった,
d) その他 (                           )
24) あなたは,英語だけで授業をすることができますか?
a)できる, b) たぶんできる, c) どちらともいえない, d) たぶんできない, e)できない,f) その他(                  )
25) 上記で反映できなかった,あなたのお意見をお聞かせください。

第5版の自由記述
【授業活動を自由に選択できない理由があれば】
・教科書の内容をカバーしなければならないこと。その先にはやはり入試があるから。

・高校入試という問題が一番中心となります。それに関連して,保護者は何が何でも子供を少しでも高い高校に入れたいと切望している。子供もそのことが何より大切だと思っている。そのために入試に直結することを知りたいと思っている。
・同じクラスの生徒の能力に差がある。教科書を決められた時間で終わらなければならない。
・教科書をカバーしないと,保護者と子供が納得しない。
・教育課程および教科書。
定期および入試テストがあること。クラスに生徒指導上の問題があり,うまく聞く話すの活動ができない。
・高校入試のスタイル。
・時間や教師自身の力がない。
・高校入試がある。教科書をきちんとこなさないと生徒(親も?)が納得しない。
・高校入試,準備の時間の確保。
・教科書の単元テスト(業者)が教科書中心なので教科書をほっておけず,きちんとこなしてしまう。時間がかかってしまい,言語活動の時間が少ししかとれない。
・教える内容が決定しているため。
・高校入試制度。
・ろう学校なので,speakingやhearingは無理である。普通の生徒を教えてみたい。
・複数教員が,同一学年を横並びで担当する場合,進度などをそろえることが要求され,独自の取り組みを行う時間的余裕がない。
・週の英語の授業時間が少ない。
・大学入試に受からせよ,という周囲のpressure。
・学年・学校の英語科としての一定の授業形態を要求されるし,特定の先生の個人的なやり方,授業活動ができないように,科内で指導の仕方,進度を統一させているので。
・日常的な研修をあまり行っていませんでしたが,今回の研修に参加させていただき,授業改善のヒントを数多く得ることができたので,研修の大切さを再認識することができました。
・生徒の大学受験の希望を短時間で可能にしなければならないため。
・同一科目を複数の教員で教えるので,授業形態が違うと不公平である。
・進学校であり,なかなか他の先生の合意が得られない。
・全て学年統一の授業内容で,自分一人が違う活動をすることができないsystemになっている。
・大学受験(というよりは,模擬試験の偏差値)を考えると手っ取り早いのは文法と読解であって,どうしても聞く話すより先行してしまう。
・月に1回,土曜日の午後に中・高の英語の先生のためのAll English Seminarと年1回の3泊4日のAll English Campを行っています。年々参加者が増えており,ここで学んだことをぜひ北海道に戻って英語でリポートしてみます。ありがとうございました。
・強いていえば大学入試。・同一学年,同一科目を3〜4人で教えているのが現状です。教務規定により,同一科目(同一教材)の授業については同一テストを実施することになっています。学年投書に,授業のやり方について相談しますが,どうしても「ノートに教科書の全文を写し,全訳を書き込んでいくことが英語の勉強だ」と主張して譲られない先生がおられたりします。学年の教科担当者の合意形成が非常に困難な場合があります。
・国立大学何名合格というノルマおよびそれを目指す生徒が多いこと。
・大学受験を念頭におくと,文法・読解中心の授業形態になる。
・入試,ペーパーテスト。
・総合的に教えなければならない。
・同一科目を持っている同僚との意見の相違。
・進学希望をかなえるために文法や長文読解などテストばかり意識することが多いため。共通教材,共通テストでは,授業の方法,進度すべてにおいて横並びが必要とされる。
・基本的には本校では,どのような授業でもよいことになっているが,実際進度が速く,聞く・話す・表現などの活動ができる余裕がない。
・授業時数が少ない(週1)なので,なかなか継続した指導ができない。
・聞く話す指導は生徒の語彙に制限があって内容が幼稚になる。自己表現活動を中心とした書く授業は中学校程度の表現のラレツになり内容が幼稚になる。両方とも覚えるべき内容が確立していないので,生徒は予習しなくなり,成績が下がる。
・国公立100人!と叫ぶ一部の人の声が非常に大きい。
・自分の力の無さと生徒の力の低さでどうしても,基礎的な単調なことしかできない。
・教科内における共通テキスト・進度・定期考査。大学受験。
・学年統一ですすめないと,欠点者が多い現状では生徒への(保護者への)欠点の基準が説明しづらい。
・共通進度が決まっており,試験範囲を終わらせるので精一杯。また共通の考査で,自分一人他と異なることをすると,結果としてテストで得点できない。
・英語嫌いの生徒が多く,学力も低いため,クリエイティブな言語活動を授業の中で取り入れていくのが困難。
・基本的な英語力の欠如。語彙も不足しているためコミュニケーション活動になかなかたどり着かない。また,定着も悪く,一苦労となってしまう。生徒同士のコミュニケーション活動も教員1人ではなかなか対応しきれない。
・生徒の数が1クラス40人では多すぎる。教科書を使用する割合が多すぎる。
・自分の指導力不足。3年間を見越したカリキュラム(教材など言語材料の配列ではなく,生徒に身につけさせるべき技能の配列)を効果的に生徒の実態にあうように考えられていないから。
・授業をきちんと行える状態に生徒を持っていくこと自体が大変です。
・努力不足,勉強不足。
・生徒のレベル(中学校の復習をしていかないと進められない),他の教員とのすすめ方(他の先生がどんどん進んでしまう)(茨城,高校,20代,女)。
・生徒の実力,興味が,読解,文法の授業を難しくしている気がする。生徒がなかなか文法を理解しようとしなかったり,読解を教えるほどの分量の英語を扱うことは難しい。
・教科書が試験範囲になるために,ある程度こなさなければならないので。
・テスト範囲を終わらせなければならない。テスト問題を作らなければならない。
・生徒の学力レベルが低すぎる。
・指導計画が学年を通していて決まっていて,他の先生との進度を必ずあわせなければならないため。また,他の先生の指導形式が大きく違うことによって生徒に不公平さを感じさせないようにという配慮のため。
・指導者の能力不足,生徒の学習態度。
・カリキュラムのあり方,受験制度,人数。
・大学入試,授業の進度をあわせる。
・生徒の学力不足。
・書く活動を行った際のフォローや評価の時間があまりとれない。
・現在は自己表現活動や聞いたり話したりする活動が中心で,その他の時間がとれないし,そういう授業はやるべきでないとされているから。
【上記で反映できなかった,あなたのお意見をお聞かせください】
・教師の意識改革の必要性を強く感じます。これは無理ではないかという先入観が多すぎるように思います。
・特に他教科に比べて英語(外国語)教員には,定期的な研修が必要だと思う。語学指導では,今のクラスサイズでは生徒に力をつけたり夢を与えることは難しい。生徒のモチベーションをうまく高めたり引き出す力量が問われていると思う。創造力,明るさ,元気,アイディアが要求される。
・入試を諸悪の根源のように論ずるのは間違っているが,確かに理由の大きなウェートを占めていると思う。ただ,教師も自己研修をつみ,英語力(communication能力)で,「すごい!」と思われる力をつけないといけない。そのために,研修のチャンスをもっと増やしてほしいし,予算面(教育全体に)で,もっとお金をかけないと,この国の教育に未来はないと思う。理想を言うだけなら誰でもできる。
・英語で授業をするのは,中1でも6ヶ月あれば可。しかし,私自身がそのような教育を中学時代に受けていなかったので「それでよいのか」という経験を越えられない疑問もある。教員採用の際に,model debate等を試験として入れてはどうか。
・高校入試,大学入試制度を改善し,英語をテスト教科に入れないことが第一,そして英語を学習する目的を明確に持たせること。
・何人かの生徒との間に壁を感じることがあった。生徒がしらけて乗ってこない。一部の生徒ですが,その一部が教室の雰囲気を作り出す。(いい意味でも悪い意味でも)。
・英語だけで授業をする自信が自分にはあまりない。でもやってみようと思う。(失敗しても...)
・特にありませんが,自分の英語力を少しつけていきたい。すくなくとも会話をもう少しできるようにしたいと思います。また,日本語教師や通検やガイドテストもとりたいのですが。
・入試を面接式にしてほしい。
・アルファベットさえまともに覚えようとしない生徒にどのような対応をとったらよいのでしょうか? 。
・ろう学校の生徒のコミュニカティブな授業はどういうことが考えられるのかと思う。手紙のやり取りやe-mailなのだろうか。英語の手話が必要なのだろうか,「和訳する必要はない」というが,聴覚障害の生徒には日本語の学習もかねて,和訳は必要と思う。
・"Teaching English through English"について 現状で自分がそれを完全にやり切れていないのは,自分のせいだと反省をしています。ぜひこれから取り組んでいきたいと思います。一方,自分よりも恵まれない状況下で授業されている先生方のことを考えると,果たしてどうしたらいいのかと考えてしまいます。「英語教育」だけの問題というより,他教科を含めた「人間教育」の在り方という観点から論じる必要があるのだと思います。
・とにかく日常教科指導以外の仕事が多すぎて,こういう研修に参加することすら難しい状況である。
・私の学校では中間テストを共通テストで,期末テストを担当者別テストという風にしている。・「英語ができなくちゃ」というのは「できたほうがいい」というのと同じくらいのものだが,「できなくっていいんだよ」というのは「英語ができなかったらどうしようもないだろう」というのと同じくらいどうでもいいことです。
・私たちは教室で,教科の指導だけでなく生徒指導もしなければならない。授業中,騒いだり,立ち歩く生徒に対して,英語では指導が徹底されないという教科指導以前の問題がある。
・指導技術ももちろんだが,生徒のやる気(動機付け)に関心があります。
・学習とはパーソナルな活動である。教員にとっても,生徒にとっても。勉強しようと思ったら,自分で機会をみつけ,切り拓いていけばよい。現に教員が言語や国際理解の研修にあてられるチャンスは,地域活動の中にもたくさんある。生徒=子供には,大人ほどのチャンスは提供されていないかもしれないが,それでも英語に触れようと思えば,触れるチャンスは以前よりは増えている。授業も,生徒に学習のきっかけを与えるチャンスに過ぎないと考えています。教員が研修を積み,それを切り売りするような授業はしたくない。研修に出て,学校をあけるより,1時間,1分でも生徒と同じ空間を共有して様々なきっかけを生徒に与えて生きたいと,考えているのですが,これではいけませんか?
・どの県でもどの地域でも,英語教師の授業力を高める研修をたくさん受けたいです。短期でなく長期的なものも含め(初任者,6年目籐以外に)各教師の必要に応じた研修を受けたいと思うし,様々な先生が受けると効果的だと思います。私自身,大学では英米文学を勉強したので教授法をもっとしっかり夜間等に勉強したいと思っています。
・生徒に英語力をの前に自分にもつけなければと思います。また,現状がよいと思えないがコミュニカティブな英語教育というものがどんなゴールに到達するのかよく見えていない部分もあります。
・授業のことで他の先生と相談することといえば,統一テストに向けてお互いの進度を確認しあったり,誰が次はテストを作るか,とか,成績をどうつけるか,とかいった話題ばかりで,授業内容(教科書の題材をどう扱うかとか,どうすれば授業が楽しくなるかなど)について,踏み込んで話し合うことなどめったにない。部活やら校務分掌のこまごまとした雑務に追われる毎日で,自分自身退屈な気持ちがするような授業をしながら,それを改善するすべもなく悩んでいる。
・できるだけたくさんの英語を使うことは望ましいが,場合によっては,日本語で説明を加える方が効率的だと思う。
・校内で協力体制を作るのはとても難しいと思います。たとえ「いい」先生であっても授業のやり方となると別です。
・自分がcommunication を主体にした授業展開をしないのは,受験英語のためなのか,もしくは生徒たちがcommunicationを主体とした授業についていけない(飽きる)のか自分でも判断できない部分がある。英語教育に対する自分自身の課題である。
・とにかく自分の力のなさを痛感する毎日です。最低3ヶ月くらいの海外研修制度でもあって,oral speaking の力を付けたいと願っています。自分の努力のなさを強く反省しています。
・L2の学習目標はcommunication 能力の開発ではないかと思っています。English speaking countries における英語学習と,日本のそれではやはり異なると思います。しかし,文法・読解等の能力が高い生徒は概して高い場合が多いと思います。これをどう分析してどう実践すべきかではないかと思います。
・英語だけで授業をすると,こちらが一つの言い方しか指示できないため,機械的な言葉のみのやりとりと感じてしまうこともある。私が英語で表現する力がない。
・研修をたくさんしたいと思っています。授業力・人間力・英語力の3つをバランスよく向上させたい。
・研修センターは嫌いだが,研修は好きだ。5年件に来て心の洗濯ができた。5年次研修会講師に見せていただいた,紹介していただいたものを参考にしてすこしづつ取り組みたい。
・高校(進学校)で授業を持っているので,できるだけスピーディーに教材をこなしていく必要があり,また非常に多忙であるため,なかなか授業の普通の準備すらままならない現状です。
・高校入試と授業内容にギャップがある。(入試には話すことがない)。
・Teach English in English の訓練を受けたい。
・生徒の反応を見て少しずつ勧めていって,最終的なものとしてそうなれば良いと思います。(生徒の意欲を大切にしたい)。
・自己研修につとめないといけませんが,なかなか意志の弱さで実行できません。忙しさにかまけて自分の勉強ができていないことに危機感を持っています。あおういう意味で現在やっている週1回のセンターでの研修は非常にありがたいです。(忙しい学校から離れられるから)
・授業で試したい活動があっても統一テストなどに影響されて,今は同じパターンで進度を確保していくのみになっています。研修も,他の先生方の授業を参観させていただき,学ぶこともしていますが新しいスタイルの授業も学んでみたいと思います。
・大学入試がある以上,科目としての英語の位置づけは変わらないし,変える必要もない。また,訳読や文法重視の上に立つ英語力もある。
・定期的に海外研修を受けたいです。
・今の授業方法で何ら問題はない。ただ,訳読だめという人は英語学の知識がないので,「何故」そうなるのかという説明ができない。日本人教師が役立つのはこの点で,これができないので教育学方法論に頼ってしまう。何か改良しようと思っても,大学の先生のやり方では結局子供の学力を下げるだけ。同じように毎時間単語,構文テストやるハメになるでしょう。大学の先生方昔のことをおもいだしてくださいね。
・自分で研修がもっと必要だと思っている。
・総合的な力をつける(つけさせる)ためには,系統的な計画が絶対に必要と思っているので,しっかりした計画に基づいて日々の1つ1つの授業を行い成功している(評価を得ている)学校のシラバスなどをこういう研修の機会にでも紹介してほしい。年次研修でも,いろいろな細かい技術を研修できて役に立っていることは事実ですが,そういうものも全体的な計画とその中での位置づけがあって初めて生きてくるものだと思うので,ぜひ細かいシラバスに関係した研修があるといいと思います。(個人でやるには限界があるので…)
・オーラルA,B,Cの授業は少なくともオーラルコミュニケーションと言うことを学ぶのだから,半強制的に英語の授業にしたらよいと思う。
・最近コミュニケーション能力の育成が強く叫ばれていますが,どんなに英語が上手で,授業も上手で,英語圏の人とはうまくコミュニケーションがとれても,英語圏以外の人とコミュニケーションするときにはだめな人がいます。日本語がぺらぺらなフランス人やドイツ人にもわざわざ英語で話しかけるのです。英語に熱中するのはいいけれども,少し英語信仰が過ぎる人が多く見られます。英語は世界の言語の1つとしてとらえ,もっとグローバルな考えにもとづいた"コミュニケーション"というものを考えてもらいたいと思います。ですから,研修は"テクニック"を教えるのではなく,国際的視野をもてるような“意識革命”を目的とするような内容があっても良いと思います。ALTとの接し方についても講義内容にして良いと思います。ALTを授業の“道具”としてしか見ていない人が多いようです。“授業の中でのALTの有効利用”という“技法”ももちろんですが,その技法が最大限に生かされるためには,授業にいたるまでのALTと共にするプロセスやALTとの人間関係を大切にすることも必要ではないかと思います。
・英語の教員にはどんどん海外へ派遣するような制度があるべきだと思う。1年間外国で研修したいが,現在の埼玉県ではそのような休職制度または研修出張の制度がなく,結局fishbowlの中での研修となってしまう。また,語研など他機関の研修にも金銭的な補助をしてもらえば出張できるのだが,そういったことも公立校ではなされていない。このままではますます私学との間に差が開いてしまうのではないか。
・自分自身が英国の大学で1クラス10人程度の授業を受けてきて,やはり,その留学経験で英語力を高めたので,日本の1クラス40人の数は,語学習得には完全にあまりにも多すぎるのは明らかだともいます。この点を変えれば,相当多くの問題が解決すると思います。
・教員がほとんど「授業学」を学ばずに現場にたっている。カリキュラム改革よりも先に,授業学,指導法を身につけるべきだと思う。英語の教員であれば,語学の基本的な指導法を使えるようにすべきだ。英語教育(語学教育)理論は多くの研究者が取り組んでいるが,授業学はまだ少ない。教育理論にはうなずけるものが多いが,現場での生かし方が示されていることが少ない。話はそれるが,テストもめちゃくちゃである。テスト論は日本では外大の根岸先生など,ほんの少ししか研究者がいないのではないか。
・英語を教えるのに英語のみでという教授法に私は賛成できません。臨機応変に英語,日本語を併用して指導法を行っています。「知りたい」「覚えたい」という向上心を持たせる効果が期待できる場合には大いに英語を使用しますが,逆に嫌気を持たせそうな場合には日本語に徹しています。ケースバイケースで行っています。
・特に若い教師に海外研修(1年くらい)の機会を与えてほしい。現在もあるにはあるが希少である。また,その選考基準はTOEICなど使用した実力本位なものとしてほしい。研究授業やレポートは研修終了後に行えばいい。それから経費は公費・私費どちらの場合もあってもいい。
・なかなか理想の授業をすることは難しいです。本校の場合には中学校時代に英語が全く分からなかった生徒が多いので,まずわかりやすく教えることを第一に考えています。すると,どうしても読解中心の授業になってしまいがちです。また,聞く話すを中心とした授業の場合には,評価をしないとあまり積極的に活動しないように感じます。
・会話を中心にコミュニケーション活動を楽しい雰囲気で行えるように工夫した。
・英語教員の英語力をアップできるような研修を継続的に県の方でも行ってほしい。ALTの数を増やしてほしい。
・英語のコミュニケーション能力の何を発達させたいのか。カリキュラムにもう少し強く反映させても良いのではないか。外国人と基本的な日常的な会話ができることを目指すなら,OCAを必修にして,その上で読む能力を身につけたい生徒にはReadingを選択できるようにするとか。4分野をまんべんなくというのは個々人の外国語の必要性という実状を反映していない通りいっぺんの考え方だと思う。
・教科指導以外で必要となる時間が多いため。教員一人一人の行動を理解してもらいたい。
・長期休業中などに海外研修や国内研修の費用などを学校で負担するような制度があると良い。優秀な先生は(ほんの少数の)そういう機会があるのに私のように勉強を必要とするものにはチャンスが少ない。

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